支部長挨拶

 「学び・つながり・挑戦の場としての関西支部」

化学工学会関西支部のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
このたび、2025・2026年度の関西支部長を拝命いたしました、株式会社カネカの辻中正博です。関西支部を代表し、一言ご挨拶申し上げます。
関西支部は1955年の創設以来、近畿7府県および北陸3県の企業、大学、試験研究機関、高等専門学校などの会員の皆様とともに、産学官の連携を基盤とした多彩な活動を展開してまいりました。昨年には創設70周年を迎え、これまでの歩みを振り返るとともに、次の時代に向けた新たな一歩を踏み出す節目となりました。
当支部では、最新の研究成果や技術動向を紹介するセミナーの開催、企業技術者向けの「基礎化学工学講座」や「実践化学工学講座」の実施、支部大会や国際交流の推進など、化学工学の発展と人材育成を目的とした多様な取り組みを行っています。また、専門性の高い研究会の支援、若手技術者による「CES21」の活動支援、学生への継続的な支援など、次世代を担う人材の育成にも力を注いでいます。
近年、カーボンニュートラルの実現に向けた社会的要請が高まる中、AIやデジタル技術の活用がプロセス設計や運転最適化、品質管理などの現場に急速に浸透しています。さらに、先端材料分野では日本企業が国際的な競争力を発揮しており、これらの技術革新を支える化学工学の役割はますます重要になっています。こうした変化の中で、私たちは柔軟かつ積極的に対応し、持続可能な社会の実現に貢献していく必要があります。
私自身、入社以来、生産技術研究に携わる中で、現象の解析やスケールアップにおいて化学工学の知識がいかに実践的で有効であるかを実感してまいりました。この経験を活かし、関西支部のこれまでの活動を継承しつつ、大学と企業の連携をさらに強化し、支部活動の一層の活性化を図ってまいります。
学会活動の価値は、会員一人ひとりが知識を深め、交流を通じて新たな気づきや協働の機会を得ることによって創造されます。関西支部が、会員の皆様にとって「学び」「つながり」「挑戦」の場となるよう、引き続き努力してまいります。
今後とも、関西支部の活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

公益社団法人化学工学会関西支部長 辻中 正博

(株式会社カネカ)