(2/5,6) GMPセミナー「医薬品製造に関わるGMPの最新動向;講演&見学会」

主催

化学工学会関西支部

協賛

ISPE 日本本部、近畿化学協会、製剤機械技術学会、日本化学会近畿支部、日本生物工学会、日本粉体工業技術協会、日本 PDA 製薬学会、日本農芸化学会関西支部、日本プロセス化学会、日本薬学会関西支部、粉体工学会、分離技術会 <予定>

化学工学会関西支部の恒例行事「GMPセミナー」を開催いたします。初日(2月5日・木)は大阪科学技術センターにて、バイオ医薬品製造設備、膜法による注射用水の製造、ニトロソアミン混入リスクと評価とその対策、医薬品製造のモデルベースプロセス設計について、第一線の講師が実例を交えてわかりやすく解説いたします。翌6日(金)はYMC、十全化学、協和ファーマケミカル、JCRファーマのいずれかを見学していただきます。講義と見学がセットになった濃密な2日間に、ぜひご参加ください。定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください。

日時

【講演会】 2026年 2月 5日(木)・【見学会】2月 6日(金)

会場

【講演会】大阪科学技術センター8階 大ホール
(大阪市西区靱本町1-8-4 TEL.06-6443-5324)
<交通>大阪メトロ(地下鉄)四つ橋線「本町」駅25番、28番出口を北へ徒歩約5分、うつぼ公園北詰
http://www.ostec.or.jp/access.html

プログラ

【講演会・2月5日】

10:00-11:00 1)バイオ医薬品工場における設備トラブル事例紹介

第一三共株式会社 プリンシパルサイエンティスト 杉浦 由朋 氏

 弊社では、抗がん剤を中心としたバイオ医薬品の安定供給を目指し、製造拠点の新設・拡充を進めている。本講演では、設備立ち上げ時に発生したトラブル事例を中心に、原因分析や対応策について紹介する。これらの経験が、皆様の設備導入・運用におけるリスク低減や品質確保に資することを期待している。

11:00-12:00 2)注射用水製造供給設備 ~膜法注射用水の導入に向けて~

岩井ファルマテック株式会社 大阪支店長 田中  純 氏

 膜法注射用水の採用がトレンドになりつつある。JP・USP・EPは既に注射用水として膜法の採用を許容、更に2025年版の中国薬局方でも膜法の正式な許容に向けての前向きな改定がなされており、今後は更に国内でも膜法注射用水の採用が加速すると予想される。本講義では、(1)膜法注射用水採用の場合のメリット・デメリット(蒸留法との比較)、(2)3局各レギュレーションが求める膜法注射用水システムの要件、(3)膜法注射用水システムの導入に伴うリスクとその対策 の要点を中心に解説する。レギュレーション及びリスクに関してクリアすべく、弊社の導入事例「連続2段UF膜システム」を基に膜法注射用水設備を紹介する。

13:30-14:30 3)医薬品におけるニトロソアミン類の混入リスクについて

独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ジェネリック医薬品等審査部
スペシャリスト(品質担当) 内野 雅浩 氏

 ニトロソアミン類は、ICH M7において極めて強い発がん性を示す可能性があるとされている。本邦では、2021年10月から医薬品におけるニトロソアミン類の混入リスクに関する自主点検が実施され、2025年8月にその期限を迎えた。今後も、ニトロソアミン類の混入リスクを適切に管理する必要があることから、本講演では、これまでに集積した知見を踏まえ、リスク評価の要点を概説する。

14:45-15:45 4)沢井製薬におけるニトロソアミン課題に対する取り組み

沢井製薬株式会社 理事・研究開発本部物性研究部 部長 三村 尚志 氏

 現在、さまざまな医薬品に発がん性物質であるN-ニトロソアミン類が含まれるリスクが明らかになり、ジェネリック医薬品の開発と安定供給において大きな課題となっている。本課題に対し、沢井製薬が積み上げてきた取り組みについて紹介する。

15:45-16:45

5)ハイブリッドモデルを駆使した医薬品の反応解析とモデルベースプロセス設計 

株式会社 Auxilart 代表取締役CEO  KIM JUNU 氏

 本講演では、数理モデルを用いた医薬品の反応解析とモデルベースプロセス設計について発表する。医薬品合成で多く用いられる反応を対象に数理モデルを構築し、シミュレーションによるデザインスペースの特定や制御応用を視野に入れた変動解析を行った事例を紹介する。数理モデルは大きく物理モデルとデータ駆動モデルに分類できるが、本講演では物理モデルに加え、それとデータ駆動を組み合わせたハイブリッドモデルのアプローチを取り上げる。さらに、濃度時間変化データから、背後にある反応機構の抽出とモデルの構築を自動化する取り組みについても発表する。

【見学会・2月6日】

13:00-16:10
<予定>

1)(株)ワイエムシィ 小松事業所 医薬品精製プラント
 [原薬工場・連続クロマトグラフィー設備 等]
(石川県小松市) 定員21

 当社の医薬品精製プラントではFDA、PMDAの査察も経験し、各国のGMP、ICH及びPIC/Sガイドラインに準拠した管理体制の下、医薬品原薬の精製を行っています。本見学会では、医薬品精製プラントに加え、2本のカラムを連続的に運用する当社独自のGMP対応ツインカラム連続クロマトグラフィーシステムを見学いただきます。
<予定/集合:JR「小松」駅 集合>

13:30-16:00
<予定>

2)十全化学(株) 本社・工場 [原薬・中間体工場](富山県富山市)定員10名

 十全化学(株)では、製造量(グラムスケール~トンスケール)に対応可能な豊富な製造設備を備え、シームレスな受託製造を実現します。また、これまでの多岐にわたる製造実績を基に、複雑なプロセスにも対応できる柔軟な体制を整えております。当社は三極対応のGMP管理により、グローバル基準をクリアする品質管理体制を確立しており、確実で信頼性の高い製品を提供します。
<予定/集合:JR「富山」駅 集合>

13:00-16:00
<予定>

3)協和ファーマケミカル(株) 本社・工場 [原薬・中間体工場](富山県高岡市)
 定員30名

 グローバルの品質基準に則って医薬品原薬・中間体の製造を行っております。本見学会では、新設したパイロット工場及び治験用原薬から商用原薬までの受託製造を請け負うことができるマルチパーパス設備を有する工場をご案内いたします。
<予定/集合:JR「新高岡」駅 集合>

13:00-16:00
<予定>

4)JCRファーマ(株) 神戸サイエンスパークセンター [原薬工場]
(神戸市西区) 定員15名

 当該施設はシングルユーステクノロジーを採用したバイオ原薬の製造施設と品質試験施設から構成されており、主に弊社にて開発、製造している製品及び治験薬用の原薬の製造を目的に稼働しております。また、パンデミック等の有事には国の求めに応じてワクチン原液製造を担う想定をしており、国からの支援を受けて建設された施設となります。
<予定/集合:神戸市営地下鉄「西神南」駅 集合>

申込締切

1月19日(月)

定員 : 講演会120名、見学会76名(定員になり次第締切)
*見学会については、同業者の方の見学をお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承願います。
*見学は、先着順で1社当たりの参加者数を制限させて頂く場合があり、2日間受講の方を優先します。
*見学先の最終決定は、1月20日頃になります。ご理解いただきますようお願い申し上げます。

参加費

2日間:主催・協賛団体個人会員24,000円、主催・協賛団体法人会員30,000円
    大学・官公庁15,000円、学生6,000円、会員外47,000円
1日 :主催・協賛団体個人会員19,000円、主催・協賛団体法人会員23,000円
    大学・官公庁7,000円、学生5,000円、会員外37,000円
    (テキスト代、消費税含)

※会員外の方へ

化学工学会個人会員に入会されると(2日間)29,500円、(1日)24,500円《2025年度の会費下半期分 5,500円含》での参加となります。詳しくは下記にお問い合わせ下さい。

申込方法

参加申し込みフォーム』よりお申込みください。
または、「GMPセミナー参加申込」と題記の上、(1)氏名、(2)勤務先(所属)、(3)会員資格、(4)連絡先(所在地、TEL、E-mail)、(5)参加日(1日のみの参加は参加日を明記)、(6)見学希望場所(第1~3希望)を明記の上、下記にお申込下さい。送金方法は、銀行振込(りそな銀行御堂筋支店普通預金 0405228「公益社団法人化学工学会関西支部」名義)をご利用下さい。(振込手数料はご負担願います)
参加決定者には参加証を送付いたします。(1月下旬)

問合・申込先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531  FAX: 06-6443-6685  E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org