(11/22) セミナー「シェールガス革命サバイバル-日本の化学産業は生き残れるか-」 (大阪科学技術センター)

主催

化学工学会関西支部

協賛

大阪工研協会、近畿化学協会、触媒学会、日本エネルギー学会関西支部、日本化学会近畿支部、日本機械学会関西支部、有機合成化学協会関西支部

アメリカ発の「シェールガス革命」の影響が、徐々に世界経済や国際情勢に滲み出てきております。シェールガスの存在自体は、昔から知られておりましたが、近年、革新的な採掘技術が確立され、シェールガスの採掘が商業ベースに乗ってきております。このシェールガスなどの「非在来型資源」の開発が可能になったことで、天然ガスや石油の可採年数が大幅に増加する反面、日本の石油化学産業の戦略に対しての岐路に立たされる面もあります。本セミナーでは、シェールガスによる化学産業に対するインパクトと取り組みについて識者に紹介を戴くことにより、シェールガスが日本産業にもたらす「革命」とも言える影響について考えていきます。皆様、どうぞふるってご参加ください。

日時

2013年11月22日 (金)13:00~18:00

大阪科学技術センター4階 405号室
(大阪市西区靭本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/data/access.html

プログラム

1) シェールガス革命とは何か (13:00~14:15)
    (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)調査部 上席研究員 伊原  賢 氏
   20世紀まで資源にはならないと言われていた石油根源岩(シェール)を割ったり、溶かしたりして、北米では膨大な原油や天然ガスを取り出せるようになった。世界のエネルギー政策、産業、安全保障問題に劇的な変化を生じさせた「シェール革命」について解説する。 
    
2) シェールガスの化学産業へのインパクト-工業触媒の観点から- (14:15~15:30)
   アイシーラボ 代表 室井 高城 氏
  シェールガスが安価なことからメタノールやアンモニア合成プラントの北米回帰が始まっている。シェールガス含有エタンのクラッキングにより合成されるエチレンの価格はナフサクラッカーの1/5である。米国は南米, 欧州, アジア向けにエチレンの大増設を行っている。エチレンが増産されると相対的にプロピレン, ブタジエン, ベンゼンが世界的に不足する。そのためナフサクラッカー衰退後の新たなプロセスが求められる。FT合成, エタンの酸化脱水素, メタノールやエチレンからプロピレン, ブタンの酸化脱水素によるブタジエンなど新しい合成プロセスと触媒が必要となる。いずれにしろ近い将来, 日本での生産は困難になると思われる。
     
3) エンジニアリング産業から見たシェールガス革命-シェールガスの液化- (15:30~16:45)
  日揮(株)エンジニアリング本部プロセスエンジニアリング統括部
技術理事 チーフエンジニア 大森 英史 氏
  シェールガスの採掘は商業ベースにのってきており、それを液化して輸出するプロジェクトも北米で進行中である。しかしシェールガスの液化は在来型ガスの液化とは違う技術の適用も考えなければならず、本講演ではその違いをハイライトする。 
   
 4) ミキサー (17:00~18:00)  於:同所地下1階B101号室、参加無料

申込締切

定員(60名)になり次第締切

参加費

主催・協賛団体所属 個人会員 15,000円、主催・協賛団体所属 法人会員18,000円、 大学・公設機関 7,000円、学生会員3,000円、会員外28,000円、会員外学生5,000円 (何れもテキスト代、消費税含)

※主催・協賛団体の支部以外に所属の場合でも主催・協賛団体所属としてお取扱いします。
※会員外の方へ:化学工学会正会員に入会されると17,400円([参加費:15,000円]+[年会費(11月~翌年2月)2,400円])でのご参加になります。また、法人会員(地区特別会員:30,000円/年額)へのご入会もご検討いただければ幸いです。詳しくは下記にお問い合わせ下さい。

申込方法

標記行事名を題記し、(1)氏名、(2)勤務先・所属、(3)連絡先(住所、郵便・電話番号)、(4)会員資格、(5)送金方法(予定日)、(6)請求書の要否、を明記のうえ、下記宛お申し込み下さい。参加費の送金は、銀行振込(りそな銀行御堂筋支店普通預金 No.0405228 口座名義「公益社団法人化学工学会関西支部」)をご利用ください。
※参加決定者には11月中旬に参加証を送付いたします。

申込先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531  FAX: 06-6443-6685  E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org