支部長挨拶

会員同士の真の交流に向けて

 

化学工学会関西支部のホームページにお立ち寄りいただき、誠に有難うございます。この度、2021年度・2022年度の関西支部長を仰せつかっております、(株)ダイセルの伊奈でございます。関西支部を代表しまして、一言ご挨拶申し上げます。

 化学工学会関西支部は昭和30年に開設され、今年で設立62年を迎える歴史ある支部であり、伝統ある当支部の支部長役を拝命し、責任の重みを感じております。関西支部は産官学の活発な交流を元に、会員相互の深い絆により、支部独自の活動が展開されてきました。さらに、化学工学会本部、他の支部、部会や他の学会・協会との繋がりも大切にして、活動してきております。

 さて、皆様ご承知の通り2020年度から始まったcovid-19まん延の影響で、当支部活動は大きな影響を受け、非常に限られたものとなりました。支部運営の立場からすると2020年度では赤字となり、2021年度からはその状態を脱却する必要がございます。まだしばらくはcovid-19の影響はまだ続くと予想されますが、2021年度は様々な企画を再開していきたいと考えております。これまで精力的に行ってきました「セミナー企画」および「実践化学工学講座」につきましては、2021年度からはオンライン開催での実施を計画しております。

 一方で、covid-19のために、オンライン会議が定着してきており、ある意味では出張しなくてもコミュニケーションがとれる環境に変わってきました。気軽に参加できるなど、オンラインならではの特長も最大限活かしながら、会員の皆様により良い企画・サービスを提供していきたいと思います。

世界的には、CO排出ゼロやSDGs目標達成など、化学工学に関連する状況も大きく変わっていこうとしています。その中で、化学工学を中心とした技術を基盤として、様々な講習会やセミナーを通じて所属する学会員の知識を深め,さらに会員間の真の交流ができるように、関西支部は目指していきます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げますとともに、一緒に関西支部の活動を盛り上げていきたいと考えております。

公益社団法人化学工学会 関西支部長 伊奈 智秀
(株式会社 ダイセル)