(10/13)セミナー「バイオエコノミーの最新動向-講演&見学会-」

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主催

化学工学会関西支部

協賛

近畿化学協会、日本化学会近畿支部、日本分析化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部

化学工学の視点から見るバイオエコノミーの未来を一緒に考えてみませんか?本講演会では、生分解性バイオポリマー、植物バイオマス、光合成微生物、メタノール代謝細菌などバイオエコノミーの実現に向けて重要な鍵となる分野に関する最新の動向についてご紹介します。当該分野の第一線で活躍する専門家の先生に、バイオマテリアルからバイオエネルギーまで幅広く話題を提供していただきます。化学工学がバイオエコノミーの実現に向けて貢献できることは何かを、皆様と一緒に考える良い機会になればと考えています。皆様のご参加をお待ちしております。

日時

2023年10月13日(金)13:00~19:00

開催場所

(株)カネカ 高砂工業所 [兵庫県高砂市高砂町宮前町1-8 TEL. (079)445-2500]
https://www.kaneka.co.jp/corporate/office/factory_takasago.html
<交通>山陽電鉄高砂駅から徒歩約15分。

プログラム

講 演[何れも質疑応答む]

13:00~14:30    1)見学会・講演
カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet® で実現する炭素循環型ポリマー産業
(株)カネカ アグリバイオ&サプリメント研究所Green Planet研究グループ
上席幹部・グループリーダー 佐藤 俊輔 氏
有限な化石資源の利用や、環境蓄積性(海洋マイクロプラスチック問題)がプラスチック素材の持続的な利用を妨げている。プラスチック素材を代替し、未来に実現させるべき循環型経済(サーキュラーエコノミー)に資する先端材料として『カネカ生分解性ポリマー Green Planet®』を開発し、社会実装を進めている。本材料に関してプラント見学並びに技術説明を実施する。
14:45~15:302)気候変動とサーキュラーバイオエコノミーのスピード感
東京大学大学院農学生命科学研究科 教授・総長特任補佐 五十嵐 圭日子 氏
「バイオエコノミー(Bioeconomy)」とは、生物圏に負荷をかけない経済活動を意味し、欧州を中心に広く浸透し始めている概念である。我が国では、令和元年に閣議決定された「バイオ戦略」でようやく「バイオファーストの実現」という目標が定まったが、欧州ではさらにサーキュラーエコノミー(循環型経済)と合流した「サーキュラーバイオエコノミー」として、より高度な環境施策が動き始めている。本講演では日本オリジナルのサーキュラーバイオエコノミーのあり方をディスカッションしたい。
15:30~16:003)カーボンニュートラル社会の実現に向けたバイオマス関連事業の紹介
(株)IHI 主幹 大原 雄治 氏
(株)IHIでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、様々な事業へ取り組んでいる。本講演会では、弊社が重点地域に定めているASEAN地域のうち、特にマレーシアやインドネシアで重要な産業となっているパーム産業より排出される未利用バイオマスを有効活用する技術とその事業を紹介する。
16:00~16:304)単細胞緑藻を直接利用したプラスチックス素材の提案
東京工科大学応用生物学部 助教 中西 昭仁 氏
Chlamydomonas sp.やChlorella sp.は硬い細胞壁をもつ3-10 µm程度の単細胞緑藻である。そこで単細胞緑藻と細胞間を埋める母材でプラスチックス様に構成できないかを検討した。現在までの研究で、単細胞緑藻細胞を用いて作製される細胞プラスチックスの特性は母材の特性に大きく影響されることを明らかにしてきた。そこで今回は、母材ごとに作製された細胞プラスチックスの力学特性と細胞と母材の接合性について、現在までに行った研究内容を講演する。
16:30~17:005) バイオマス、C1化合物、CO2を原料としたポリヒドロキシアルカン酸の微生物合成
東京工業大学生命理工学院 教授 福居 俊昭 氏
水素細菌およびメチロトローフをPHA生産用宿主とし、利用可能炭素源の拡張、モノマー供給経路の構築などの改変によるバイオマス資源、メタノール、CO2からのPHA共重合体の生合成と今後の展望について紹介する。
17:30~19:00懇 親 会
参加無料 於:出汐館[兵庫県高砂市西畑1-16-7]

申込締切

10月3日(火) ただし、定員(40名)になり次第締切

参加費

主催・協賛団体個人正会員19,000円、主催・協賛団体所属法人会員23,000円、大学・公設機関7,000円、学生会員3,000円、会員外学生5,000円、会員外37,000円(テキスト代・消費税込)

※参加費は「主催・協賛団体の支部以外」にご所属の場合でも「主催・協賛団体」としてお取扱いいたします。

※会員外の方へ
化学工学会個人正会員に入会されると24,500円《参加費19,000円+2023年度会費(9月~2月(半期分)5,500円》でのご参加となります。詳しくは下記にお問い合わせください。

申込方法

Web上の『参加申込フォーム』よりお申込みください。
参加費は、銀行振込[りそな銀行御堂筋支店 普通預金No.0405228 名義 公益社団法人化学工学会関西支部]をご利用ください。 (振込手数料はご負担ください。)

注意事項
・新型コロナウイルス等の感染拡大状況によりセミナーを中止させていただく場合があります。

・参加申込者には10月上旬頃に会場までの交通手段等の詳細な参加案内をE-mailにてお届けします。

問合先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531、FAX: 06-6443-6685、E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org