(11/9-10)セミナー「関西電力舞鶴発電所内二酸化炭素分離回収技術・液化輸送実証試験施設及びバイオマス発電施設 見学と講演会」
主催
化学工学会関西支部
協賛
近畿化学協会、日本化学会近畿支部、日本分析化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部
脱炭素社会実現に向け、火力発電所、工場などから排出される二酸化炭素を省エネルギーで分離・回収する技術の確立と適用が求められています。また地域のバイオマスを利用した、地域に根付いたバイオマス発電も地域資源を持続可能な形で最大限活用し、地域を元気にする取り組みとして求められています。
今回、関西電力株式会社様(関西電力)と川崎重工業株式会社様(川崎重工)、公益財団法人地球環境産業技術研究機構様(RITE)と、林ベニヤ産業様のご協力で、石炭火力発電所内に設置した二酸化炭素分離回収実証施設とバイオマス発電施設の見学を開催します。合わせて、脱炭素技術、二酸化炭素の分離・回収技術に大変造詣が深い早稲田大学中垣教授の講演会を合わせて開催します。講演会場は旧日本海軍舞鶴鎮守府保管倉庫を利用した赤れんがパークにある舞鶴市政記念館です。ここで開催される二酸化炭素の分離・回収に関する講演会と、二酸化炭素分離・回収実証現場及びバイオマス資源の有効利用の現場を見学できる大変貴重な機会ですので、奮ってご参加頂きますようお願い申し上げます。なお、見学時の安全性確保のため、施設見学の参加人数を35名と制限させて頂きます。
日時
2023年11月 9日(木)14:00~16:30[講演会]~11月10日(金)9:00~12:45[施設見学会]
開催場所
■講演会会場:舞鶴市赤れんが2号棟(舞鶴市政記念館) 市政ホール[京都府舞鶴市字北吸1039-2]
■施設見学先:
〇関西電力舞鶴発電所及びCO2分離回収施設・液化輸送実証試験施設[京都府舞鶴市字千歳560-5]
〇林ベニヤ舞鶴バイオマス発電所[京都府舞鶴市平1000]
プログラム
講 演[何れも質疑応答む]
【11月9日(木)】 ●講演会[いずれも質疑応答を含む] | |
13:30~14:00 | 受付開始 |
14:00~15:30 | CCUSにおける二酸化炭素分離・回収技術の現状、課題と今後の展望(仮題) 早稲田大学理工学術院創造理工学部 総合機械工学科 教授 中垣 隆雄氏 |
15:45~16:30 | 川崎重工業(株)における二酸化炭素回収技術への取り組み(仮題) 川崎重工業(株)技術開発本部技術研究所 エネルギーシステム研究部研究一課 西部 祥平氏 |
~17:00 (予定) | ※講演終了後、市政ホールの片づけへのご協力をお願いします。 |
【11月10日(金)】 ●施設見学 | |
8:45~9:00 | 集合時間及び受付時間 集合場所:JR東舞鶴駅北口 工程:JR東舞鶴駅 ~ 関西電力舞鶴発電所 ~林ベニヤ舞鶴バイオマス発電所 ~ JR東舞鶴駅 |
~12:45 (予定) | 解散 |
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〇関西電力舞鶴発電所における二酸化炭素分離回収技術に関する実証試験 | |
関西電力、川崎重工、RITEは、NEDOの「先進的二酸化炭素固体吸収材の石炭燃焼排ガス適用性研究」に採択され、省エネルギー型二酸化炭素分離・回収システムのパイロットスケール試験設備(40トン-CO2/日・規模)を関西電力舞鶴発電所内に建設し、2022年度から2024年度に石炭火力発電所から排出される燃焼排ガス中の二酸化炭素分離回収試験を行っている。 また、関西電力舞鶴発電所では、日本CCS調査(株)と、液化二酸化炭素出荷基地を舞鶴発電所内に建設し、舞鶴発電所で排出された二酸化炭素を出荷基地で液化し、北海道苫小牧市に新たに建設される受入基地まで船舶で輸送する実証を行う予定で、現在出荷基地を建設中。CCUSを目的とした液化二酸化炭素の船舶輸送の実証試験は、世界で初めてとなる見込みである。 | |
〇林ベニヤ舞鶴バイオマス発電所 | |
林ベニヤ産業は、針葉樹を材料に合板を製造及び販売している企業で、工場で発生する端材と地域の未利用材を用いたバイオマス発電にも取り組んでいる。バイオマス発電所の規模は6,800kWで、使用する燃料の約8~9割は工場の端材、残りの1~2割は未利用材など地域の林地残材を活用している。一般家庭約15,000世帯分の電力に相当し、全量を再生可能エネルギー固定買取価格制度に基づき売電している。 |
申込締切
10月27日(金) 定員:講演会70名、見学会35名(何れも先着順)
※見学会の定員を超えた場合、講演会(11/9)のみの参加は受け付けますが、参加費は同額となります。
参加費
主催・協賛団体個人正会員19,000円、主催・協賛団体所属法人会員23,000円、大学・公設機関7,000円、学生会員3,000円、会員外学生5,000円、会員外37,000円(テキスト代、見学バス代、消費税込)
※参加費は「主催・協賛団体の支部以外」にご所属の場合でも「主催・協賛団体」としてお取扱いいたします。
※会員外の方へ
化学工学会個人正会員に入会されると24,500円《参加費19,000円+2023年度会費(9月~2月(半期分)5,500円》でのご参加となります。詳しくは下記にお問い合わせください。
申込方法
Web上の『参加申込フォーム』よりお申込みください。
参加費は、銀行振込[りそな銀行御堂筋支店 普通預金No.0405228 名義 公益社団法人化学工学会関西支部]をご利用ください。 (振込手数料はご負担ください。)
注意事項
・天候悪化の場合、安全を考慮し施設見学を中止させていただくことも有ります。ご了承ください。
・ 参加申込者には11月上旬頃に詳細な参加案内をE-mailにてお届けします。
・見学先の安全確保のため、参加人数により参加者を2班に分ける場合もあるため、集合場所、工程、解散時間等は参加人数確定後、参加者へ別途ご連絡させて頂きます。
・発熱等で体調不良の方は参加を見合わせていただくようお願い致します。
問合先
公益社団法人 化学工学会関西支部
〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
TEL: 06-6441-5531、FAX: 06-6443-6685、E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org