(11/16)セミナー「水素社会を目前にして ~水素の製造・輸送・利用jの最先端~」 (関西大学吹田キャンパス)

主催

化学工学会関西支部

協賛

エネルギー・資源学会、近畿化学協会、触媒学会、水素エネルギー協会、石油学会、電気化学会関西支部、日本ガス協会、日本機械学会関西支部、日本エネルギー学会、日本化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部ほか

日本にとって化石燃料依存を低減しCO2を削減することは重要な課題であり、水素は化石燃料のみでなく、再生可能エネルギーからも製造が可能なエネルギー源として期待されています。水素インフラの市場は、2050年には160兆円規模になると予想される大きなビジネスチャンスです。現在、全国で計画を含めると100件近い商用の水素ステーションが整備されるなど、水素社会への道筋がいよいよ明確になってきていますが、製造、輸送、貯蔵にコストがかかるなど、課題も残っています。本セミナーでは、エネルギーキャリアの開発・実現化、利用技術の低コスト・高効率化の観点から、最新の動向についてご講演いただきます。関心をお持ちの多数の方のご参加をお待ち申し上げます。

日時

2016年11月16日 (水) 10:00~18:00

[講演会] 関西大学 吹田キャンパス 第4学舎3号館 4階3403教室
(大阪府吹田市山手町3-3-35、TEL 06-6368-1121(代表))
<交通>阪急電車千里線「関大前」駅下車、徒歩約15分.
[見学会] 大阪ガス(株)北大阪水素ステーション
(大阪府茨木市宮島2-4-8、TEL 072-634-1220)
<交通>講演会場より往復貸切バスにて移動

プログラム

1. 講演および展示会
1) 水素社会に向けた取り組み~戦略的イノベーション創造プログラムの取組み~(10:00~11:00)
  東京ガス(株) 顧問 / 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
プログラムディレクター 村木  茂 氏
  地球温暖化対策とエネルギーセキュリティに向けて、水素の役割への期待が高まっている。こうしたなか2014年にスタートした戦略的イノベーション創造プログラムのなかで水素関連技術開発に取り組むエネルギーキャリアプロジェクトが立ち上がっている。ここでは2030年までに革新的で低炭素な水素エネルギー社会の実現を目指し、水素並びに水素エネルギーキャリアの製造から利用までのCO2フリーバリューチェーン構築に資する技術開発を促進している。
   
2) エネルギーキャリアの検討とアンモニアの利用(11:00~12:00)
    京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻 教授 江口 浩一 氏
  家庭用燃料電池や燃料電池車が近年実用化され、いよいよ水素社会の到来が現実味を帯びてきました。水素は現在化石燃料から作られているが、将来は再生可能エネルギーに基づいて作られることが期待されている。このような水素を安定に輸送、貯蔵するためにエネルギーキャリア物質の開発、製造、利用方法の確立が期待されている。ここではアンモニアのエネルギーキャリアとしての可能性について説明する。
   
  =貸切バスにて移動=
 3) 大阪ガス(株)北大阪水素ステーション見学会(13:40~14:40)
  =貸切バスにて関西大学へ移動=
   
4) 大阪ガスのマザー&ドーター水素ステーションとコンパクト水素製造装置(15:30~16:10)
   大阪ガス(株)エンジニアリング部プロセス技術チーム 課長 池田 耕一郎 氏
  大阪ガスは、都市ガスを原料とするコンパクト水素製造装置HYSERVEの開発を行うとともに、水素出荷機能を有するマザーステーションである北大阪水素ステーションと北大阪ステーションの水素を受け入れるドーターステーションである上鳥羽水素ステーションの2つの水素ステーションを建設し、運営を開始した。本講演では主にこれらの水素ステーションの特徴、運用の考え方とHYSERVEについて紹介する。
   
5) 水素エネルギーサプライチェーンの実現に向けた取り組み(16:10~16:50)
    川崎重工業(株)技術開発本部水素チェーン開発センター 特別主席
洲河 誠一氏
  最近、エネルギー問題や地球温暖化問題を解決する一つの手段として、水素エネルギーが注目されている。当社は水素媒体として液化水素を用いることを特徴とする水素サプライチェーン構想を提唱している。本講演では構想の全体像とチェーンの要所を担う要素機器の開発状況を中心に紹介する。
   
2. ミキサー交流会(17:00~18:00)
於:関西大学吹田キャンパス内 レストラン「チルコロ」、参加無料
  ※講師・聴講者でアフターディスカッションを行いますので、お時間の許す限りご参加ください。

定員

50名(定員になり次第締切)

参加費

主催・協賛団体個人会員20,000円、主催・協賛団体法人会員24,000円、大学・公設機関8,000円、学生会員4,000円、会員外38,000円、会員外学生6,000円
(何れもテキスト代、昼食代、貸切バスの移動費含む) 

※主催・協賛団体の支部以外に所属の場合でも共催・協賛団体所属としてお取扱いします。

※会員外の方へ:化学工学会正会員に入会されると25,500円([参加費:20,000円]+[年会費(9月~翌年2月)5,500円])でのご参加になります。詳しくは下記にお問い合わせ下さい。

申込方法(締切ました)

参加申し込みフォーム』に必要事項をご入力いただくか、またはE-mail、FAX等にて、標記行事名を題記し、(1)氏名、(2)勤務先・所属、(3)連絡先(住所、郵便・電話番号)、(4)会員資格、(5)送金方法(送金予定日)、(6)請求書要否を明記のうえ、下記宛お申し込みください。
参加費の送金は、銀行振込(りそな銀行御堂筋支店普通預金 No.0405228 口座名義「公益社団法人化学工学会関西支部」)をご利用ください。
※参加決定者には11月上旬頃に参加証を送付いたします。

申込先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531  FAX: 06-6443-6685  E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org

参加申込フォーム

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