(6/28)セミナー プロセス制御の最前線 ~「レジリエンス」、「グリーン」、「デジタル」を主軸とおいた最先端の研究、開発の事例~

主催

化学工学会関西支部

協賛

近畿化学協会、高分子学会関西支部、日本化学会近畿支部、日本機械学会関西支部、
分離技術会、有機合成化学協会関西支部<何れも予定>

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現在、化学プロセス産業では、プロセス設計、プラントオペレーション、プロセス制御に重点を置いて、プロセス強化が進められております。昨今のDX(AI・IoT)技術の発展が開発プロセス、運転方法を大きく変えてきている局面に対し、多彩なDX(AI・IoT)を踏まえた最新プロセス制御事例を7名の講師に紹介して頂きます。多数のご参加をお待ちしています。

日時

2024年 6月28日(金)10:00~18:30

開催形式

対面:大阪科学技術センター7階701号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 TEL.06-6443-5324] http://www.ostec.or.jp/access.html
<交通>OsakaMetro地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28番出口より北へ徒歩約7分.

オンライン:ZOOM

プログラム

 

  開会挨拶
1.

【基調講演】プロセスインフォマティクスの可能性 (10:10~11:10)
奈良先端科学技術大学院大学 特任教授 船津 公人氏

「何を作るか」とともに「それをどう作るか」は化学および化学工学分野にとって重要な課題である。さらに材料の物性は作り方によって影響される。こうしたことから目的特性を持つ材料開発とその合成・製造プロセス条件を密接に関係づけることにインフォマティクスをうまく使っていくことを意識した「プロセスインフォマティクス」の考え方が始まった。その基本には材料設計とプロセス設計を連動させ、生産における品質管理にまでそのコンセプトを拡大することで、ものづくり全体をインフォマティクスの土俵に乗せる思想がある。プロセスインフォマティクスの可能性について考えたい。

化学業界におけるDXの現状と今後の課題 (11:10~12:00)
(株)日本能率協会コンサルティング R&Dコンサルティング事業本部
技術・開発戦略ユニット技術部 部長 柏木 茂吉氏

今やDXが経営方針に掲げられないケースの方が稀という状況だが、実態をみるとDXの課題設定、取組方法、成果の捉え方など多くの問題が見受けられる。本講演では化学業界におけるDXの現状と課題について紹介する。

3.

AIを用いた化学プラントのスマート化(13:15~13:55) 
東京農工大学大学院 教授 山下  善之氏

化学プラントの運転操業において、デジタル技術の高度な活用が進んでいる。これを可能としているのは、AIを始めとするICTの発展である。本講演では、AIの最近のトレンドについて簡単に紹介した後、化学プラントのスマート化の現状と課題について紹介する。

4.

業界初、重合プロセスのリアルタイム分析を実現!
化学メーカの利益、企業価値向上
に貢献 (13:55~14:35)
横河電機(株)横河プロダクト本部 奥田  葉子氏

重合プロセスのリアルタイム分析は、手分析を削減し、生産プロセスの標準化と一貫した製品品質を実現する。また、作業員の健康・安全上のリスク軽減や、原料/材料を無駄なく使用することにも貢献し、持続可能で機敏な操業を実現する。

5.

AI ソフトセンサーとプラントでの応用事例 (14:35~15:15)
千代田化工建設(株) 安井 威公氏

現場の熟練の知見にエンジニアリングを工夫する事でプラントでの有用なAIができる。非定常運転ガイド、化学反応の見える化、触媒量最適化、セットポイントガイドに異常現象の予兆と回避、リアルタイム熱流動解析等を紹介する。

6.

フロー反応装置における自動制御とインライン分析 (15:35~16:15)
(国研)産業技術総合研究所 主任研究員 竹林 良浩氏

フロー型の反応装置では、自動制御やインライン分析を組み込むことにより、多数の条件で迅速に再現性良くデータを収集し、速度解析や最適化を効率的に進めることができる。その基礎理論と反応解析やポリマー加工への適用例を解説する。

7.

IoT化された実験機器で構成される自動実験システム (16:15~16:55)
京都大学大学院 教授 外輪 健一郎氏

実験室のオートメーション技術に注目が集まっている。本講演では、IoT化された実験機器のネットワークとして構成される自動実験システムの開発について述べるとともに、実際に実験に使用した事例を紹介する。

  閉会挨拶(16:55~17:00)
  名刺交換・交流会(17:00~18:30) 於:同所

 

申込締切

6月20日(木)ただし、定員(対面50名)になり次第、オンラインでのご案内になります。

参加費

主催・協賛団体個人正会員:19,000円、主催・協賛団体所属法人会員:23,000円、大学・公設機関:7,000円、学生会員:3,000円、会員外学生:5,000円、会員外:37,000円(何れもテキスト代・消費税込)

・主催・協賛団体の他支部に所属の場合でも主催・協賛団体所属会員としてお取扱いします。
・会員外の方へ:化学工学会正会員に入会されると個人正会員価格にてご参加いただけます。参加費とは別に正会員年会費《2024年度年会(3月~翌2月分)11,000円》が必要です。詳しくは下記にお問い合わせください。

申込方法

Web上の『参加申込フォーム』よりお申込みください。
参加費は、銀行振込[りそな銀行御堂筋支店 普通預金No.0405228 名義 公益社団法人化学工学会関西支部]をご利用ください。 振込手数料はご負担ください。

注意事項

・状況によりオンラインのみの開催や講師の都合でオンラインでの講演となる場合が有ります。
・会場でのご参加の際は感染対策をお願いすることになります。体調不良の方の入室はご遠慮ください。
・オンライン配信ツールは「Zoom」を利用します。必要な機材、設備等は各自でご準備ください。
・参加申込をされた方には6月下旬にE-mailにてZoomの接続情報や会場地図等をご連絡します。

問合先

  公益社団法人 化学工学会関西支部
  〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
  TEL: 06-6441-5531  FAX: 06-6443-6685  E-mail: apply(atmark)kansai-scej.org